HOME

方向の矢印

CULTURE

方向の矢印

日本の伝統

方向の矢印

CULTURE

2018.1.20

  • 0

  • 4

【日本の祭と伝統行事】
第三回 八坂神社 をけら詣り 京のさいごの伝統行事 くるくるまわして帰りまひょ
~京都市~

 
オフアワーズ編集部 

京都八坂神社おけら詣り

やっぱり八坂さん いつもにぎやかに迎えてくれる八坂神社

年のさいごの八坂さん をけら詣りとは

あんじょうよろしゅう八坂さん をけら詣りの手順

まだまだあります、八坂さんの縁起物 をけら酒と粥杖

初詣も八坂さんなら気いつけて 交通規制と境内一方通行

いつもそばにある八坂さん いつの世も変わらぬ信仰

 

やっぱり八坂さん いつもにぎやかに迎えてくれる八坂神社

京都の神社といえば、下鴨神社に上賀茂神社、伏見稲荷に北野天満宮と枚挙にいとまなしですが、八坂神社をあげる方も多いことでしょう。祇園というにぎやかな場所に加え、かの有名な祇園祭のお宮ということで、その知名度の高さは群を抜いています。
八坂神社のはじまりは遠く9世紀とも7世紀ともいわれ、疫病除けの神として身分を越えて人々の崇敬を受け続けてきました。祇園祭をはじめ八坂神社由来の伝統行事が今も受け継がれている背景には、そのような神社の来し方が影響しています。お正月からはじまる京都の大小の伝統行事は、祇園祭、お盆を経て、おおみそかで一周します。その締めくくりが八坂神社のをけら詣りです。

京都八坂神社地図

年のさいごの八坂さん をけら詣りとは

京都八坂神社おけら火

をけら詣りはおおみそかの夜7時、境内につるされた灯籠に火が入るとはじまります。灯籠には「をけら木」という参拝者の願いが書かれた焚き木が投入され、参拝者はその火を吉兆縄に受けて消えないようにくるくるまわして家へ持ち帰ります。その火をおくどさん(京都弁でかまどのこと)へ移して新年の火とし、その火で雑煮を炊き無病息災を祈るのです。また、使った縄は「火伏せのお守り」として台所にお祀りするそうです。

あんじょうよろしゅう八坂さん をけら詣りの手順

京都八坂神社本殿

おおみそかの夜9時ごろ、祇園付近に到着し八坂神社を目指しました。人出はそれほど混んでおらず、いつもの週末の夜のような賑わいでした。ただ、年越しそばを出している店の他はシャッターを下ろしていたので、通りはやや暗い印象でした。東大路通りに面した西楼門から境内へ入ります。食べ物や縁起物を売る露店を横目に参道を進みます。本殿に近づくにつれ、人出は増し、本殿と舞殿の辺りはかなりの人出がありました。それでも広大な八坂神社、本殿の最前列へ進み出てお参りするのにそれほど苦労しない程度でした。

 

をけら火を受ける灯籠は、本殿の西側に2カ所、能舞台前に2カ所設置されています。吉祥縄は境内のあちこちで売られています。たくさん縄をかけた長い棒を立てているのですぐわかります。露店を構えているところや、子どもが売っているところもありますが、どこで買っても700円(2017年おおみそか時点)です。

 

灯籠に縄の先を持っていき点火します。炎が大きいので近づくとかなりの熱を感じますが、縄を長く持って距離をとれば問題ありません。この時、しっかり縄に火をつけましょう。ついたと思ってもすぐ消えてしまうことがあります。上手くつけば何時間でも持ちますので、縄の先をくるくるまわしておきましょう。

 

ただし、混雑した場所では縄先に十分注意してください。また、電車やバスなどの公共交通機関では火を消すように指示されますので必ずその指示に従ってください。境内の出入り口になっている鳥居のそばには消火用のバケツが用意されていますので、そこで消してしまうといいでしょう。

まだまだあります、八坂さんの縁起物 をけら酒と粥杖

京都八坂神社おけら火とおけら酒

能舞台の辺りでは、をけら酒の授与も行われています。薬草として珍重される「をけら」を調製したもので、お屠蘇の一種です。かなりの行列ができていますが新年の幸福を祈ってありがたくいただきましょう。他にも粥杖(1,000円)の授与も行われています。

 

「粥杖とは産土宝印の守札を桃の小枝に挟んだもので、桃は古来より邪気を払うといわれ、15日の朝、守札を玄関に貼り、この桃の枝でかき混ぜた小豆粥をそろって食すれば疫病災難を免れるといわれています。(お正月限定)」
八坂神社ホームページより引用

初詣も八坂さんなら気いつけて 交通規制と境内一方通行

をけら詣りの後、いったん境内を出て除夜の鐘を聞きに行かれる方も多いと思いますが、年が明けてから再度八坂神社の境内へ戻るのはなかなか大変です。新年を迎える頃になると、初詣いちばんのりを目指してより多くの人々が押し寄せるため、境内は一方通行、複数の入口から交互に入場させる規制が敷かれます。私は知恩院方向から再度八坂神社を目指し、北門に並びましたがおまわりさんの指示通り行列に加わり再び境内へ入るのに30分以上は並びました。ようやく境内へ入っても本殿前でも再び参拝の列に加わらなければならないのでかなり大変でした。車も八坂神社周辺は通行止めになっていますので、京都府警ホームページなどで十分下調べが必要です。

いつもそばにある八坂さん いつの世も変わらぬ信仰

ガスや電気で火をおこすことがあたり前になった現代、ならわし通りをけら火を使っている人はほとんどいないと思います。そんな現代にあっても受け継がれているをけら詣り、人々の健康で幸せな暮らしへの思いの強さ、そして八坂神社への親しみを強く映し出していると感じました。今年も、来年もよろしゅうに。人々の暮らしに根付いた八坂神社のあり方をあらためて知ることができました。

参考資料

  • 八坂神社ホームページ
    http://www.yasaka-jinja.or.jp
  • 0

  • 4
名称 八坂神社
住所 〒605-0073
京都市東山区祇園町北側625番地
電話番号 075-561-6155 FAX:075-531-1126
webサイト http://www.yasaka-jinja.or.jp
メールアドレス 非公開
開門時間 境内自由
閉山日 なし
料金 境内自由

 

オフアワーズ編集部

 

RECOMMEND

ページの先頭へ戻る