HOME

方向の矢印

CULTURE

方向の矢印

ART

方向の矢印

MUSEUM

CULTURE

2017.5.1

  • 2

  • 4

【美術館・博物館を訪ねて vol.2】
日常を離れておしゃれを学ぶ ~神戸ファッション美術館 兵庫県神戸市~

 
オフアワーズ編集部 

神戸ファッション美術館の基本情報

「ファッションは時代を映す鏡」ファッションの変遷がわかる

特集テーマにあわせて収蔵品を展示 ライブラリーやセミナーでファッションを学ぶ

ファッションの未来を見据える

神戸ファッション美術館

こんにちは!オフアワーズ編集部です。
忙しい毎日が続くと、ああ、美術館へ行きたい、と思うことはありませんか?しんと静まり返った空気の中で五感を研ぎ澄まして展示物と向き合う。そういう時間を大切にしている方、いらっしゃると思います。大きな美術館・博物館から小さな展示会・ギャラリーまで、ロングランの企画展から数日間の個展まで、オフアワーズ編集部がひとつひとつ足を運んでレポートする【美術館・博物館を訪ねて】シリーズ、あなたのアートシーンを彩る1ページになれますように。

神戸ファッション美術館の基本情報

神戸は2017年、開港150年を迎えました。海を越えてやってくるハイカラなものを取り入れて大都市に成長した神戸は、ファッションとは切っても切れない関係です。子供服のファミリア、アパレルメーカーのワールドなど、神戸発祥のファッション関連企業が多いのも、そんな土地柄を反映しています。今回はそんな街が誇る、神戸ファッション美術館へ行ってきました。
神戸ファッション美術館は、ファッションをテーマにした公立美術館としては日本で初めて設立されました。収蔵品は9,000点に及び、18世紀以降の西洋衣装と世界70か国の民族衣装が厳重に管理されています。

神戸ファッション美術館の広域地図

「ファッションは時代を映す鏡」ファッションの変遷がわかる

ベーシック展示では、18世紀、マリーアントワネットの時代から現代に至るまでの西洋衣装を360度、目の前で見ることができます。貴族中心の装飾一辺倒の時代から、産業革命を経て庶民がおしゃれの中心になっていく様子が、ドレスのデザインに反映されていることがわかります。大きく膨らんで女性の動きを制限していたドレスの裾はだんだんと小さくなり、やがてパンツスタイルが登場するようになります。ウエストを絞り、胸を盛りあげて女性らしさを演出していたコルセットは、女性の社会進出が加速すると姿を消していきます。「ファッションは時代を映す鏡」といいますが、ドレスのデザインひとつ取ってみてもおもしろいほどそれがわかります。

神戸ファッション美術館のポスター展と美術館オリジナル西洋服飾史スタイルガイド

神戸ファッション美術館のロビーと展示物の概要がわかる「西洋服飾史スタイルガイド」の一部

参考資料

  • 神戸ファッション美術館
    「西洋服飾史スタイルガイド」

特集テーマにあわせて収蔵品を展示 ライブラリーやセミナーでファッションを学ぶ

定期的に特集テーマにそって展示が変化するのも、収蔵品の数を誇る美術館ならではです。私が訪れた時の特集テーマは「夢のイヴニング・ドレス」(2017年4月15日~6月25日)。映画や舞台で貴族が着ていた豪奢なものから、現代の名高いブランドの斬新なデザインのものまで、華やかに展示されている様子は圧巻でした。幼い頃抱いた、おとぎ話に登場するお姫様への憧れを、束の間、思い出した時間となりました。
併設のライブラリーも忘れてはならない見どころの一つです。古今東西を問わず、服飾に関する様々な書籍を手に取って眺めることができる、他に類を見ない貴重な空間です。美術館での展示を楽しんだ後は、ここへ来て、一歩踏み込んだ知識を習得するのもすばらしい経験になるでしょう。
また、2ヶ月に1度のペースで個人や団体向けに服飾講座が開かれている点もこの美術館の特徴の一つです。2017年はクレージュややサンローランなど、時代を彩ってきたブランドの服を、実物を見ながら学べる貴重な機会が設けられています。専門家のお話を聞きながら、自分で身に着けることとは違った、ファッションとの接し方をぜひ探してみてください。

ファッションの未来を見据える

過去から現在へと目を向けた後は、未来を担う若手クリエイターの作品にもぜひ注目してください。神戸ファッション美術館では若手クリエイターの作品を公募、販売しています。若い才能に触れることも、あなたのおしゃれのよいスパイスになることでしょう。
日常でファッションというと、買ったり、身に着けたりすることがすべてのように思いますが、その変遷を眺めてみれば、人間の営みそのものであることがわかります。過去、現在、そして未来、時間の流れのなかで、ファッションはこれからどんな変化を遂げていくのでしょう。
そんな大きな視点に持たせてくれた神戸ファッション美術館。日常を離れておしゃれを学んだ一日でした。

  • 2

  • 4
名称 神戸ファッション美術館
住所 〒658-0032
神戸市東灘区向洋町中2-9-1
電話番号 078-858-0050 FAX:078-858-0058
webサイト https://www.fashionmuseum.or.jp/
メールアドレス ホームページより問い合わせフォームあり
https://www.fashionmuseum.or.jp/contact
開館時間 10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日 月曜日(祝日の場合は開館 翌平日休館)
年末年始(12/29~1/3)
展示替え期間(展示室のみ)
入館料 一般500円(400円)
小・中学・高校生・65歳以上:250円(200円)
※( ) 内は30名以上の団体料金

参考URL

  • 神戸ファッション美術館ホームページ
  • http://www.fashionmuseum.or.jp/

     

 

オフアワーズ編集部

 

RECOMMEND

ページの先頭へ戻る